「ブラック企業で働いて、心も身体もヘトヘト…
退職したいけど、トラブルなく辞めるのは難しそう。
もう、バックれてもいいかなあ?」
過酷な環境で働いてきた場合、正当な手続きをふまず、バックれたくなるのもうなずける。
しかし、バックれたり、逃げるように退職したりしてしまうと、トラブルの元になる可能性がある。
そんなあなたにぜひ検討してほしいのが「退職代行サービス」である。
この記事を読むことで、バックれることの危険性や、退職代行サービスのメリットについて知ることができる。
陥りがちなトラブルの事例も紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてほしい。
会社をバックれて辞めるとどうなる?
バックれる形で会社を辞めてしまうと、いろいろなトラブルやリスクを背負うことになる。
ここでは、バックれて辞めることによってどうなってしまうのかについて解説する。
離職票が発行されず、失業保険の手続きもできなくなる
退職代行サービスを利用する等、正当な手続きを経て退職することにより、発行されるのが離職票である。
これは失業保険の手続きをするために必要な書類だ。
しかし、退職代行サービスなどを利用せず、正当な手続きをしないでバックれてしまうと、「離職していない」とみなされてしまい、この離職票が発行されない恐れがあるのだ。
離職していないということは、つまり失業保険の手続きができないということ。つまり、失業保険が受け取れなくなってしまう。
バックれたくなるほど消耗している人にとって、経済的なダメージは致命的なトラブルだ。失業保険がスムーズに受け取れないなどというトラブルは絶対に避けたいところである。
社会保険の手続きが出来なくなる
バックれて辞めることによって、正式な退職日が不明になり、社会保険の喪失手続きが行えなくなる恐れがある。
協会けんぽの場合、社会保険料は会社と個人が折半で納める。社会保険喪失の手続きをせずにいると、加入した状態のままとなるため、社会保険料を自らも払い続けなければならない。
また、場合によっては、会社から多額の請求をされる場合もあるので注意が必要だ。
再就職に悪影響を与える
「黙ってバックれたことは次の就職先に黙っていればOK」と思う人もいるかもしれない。
しかし、それは就職先に対し経歴詐称をしたのと同じことであり、トラブルの元となる。
特に同じ業界で再就職を考えている場合には、注意が必要である。
「あの人はバックれて辞めた人だ」といった評判を防ぐことは、難しいからだ。
うまく隠し通せたと思っても、万が一あとで発覚すると、それがもとで懲戒解雇になるケースもある。
給料や退職金がもらえず、経済的に困窮する
会社の就業規則によっては、バックれたことにより、給料やボーナス、退職金をもらえなくなってしまう可能性がある。
退職代行サービスなど正式な手続きにより退職していれば支給されたはずのお金が、「バックれた」というそれだけの事実により、減額またはゼロになってしまうのだ。
会社から損害賠償請求を受ける
バックれたことにより、会社に損害を与えたと判断された場合、会社から損害賠償を請求されるといったトラブルになる可能性がある。
仕事を途中で放り出したことで、本来会社が得られるはずだった利益が得られなくなった場合などがこれにあたる。
バックレるほど辞めたい会社から損害賠償を請求されるなど、悪夢以外の何物でもないだろう。
懲戒解雇される
可能性は低いものの、「懲戒解雇」という非常に重い罰則を課せられる可能性もある。
就業規則に明確に記載されている場合や、バックれたことにより明らかに会社に損害を与えてしまった場合だ。
就業規則によっては、「無断欠勤が続いた」というだけの理由で懲戒解雇という結果になることもあるので、注意が必要だ。
「懲戒解雇」とは重責解雇の一つであり、離職票にも書かれてしまう。
次の就職にも大きく響くトラブルなので絶対に避けたいところである。
懲戒解雇にもなる?バックれた時のトラブル事例集
バックレて辞めたことでトラブルになってしまう事例は、残念ながら多数存在する。
だが、いずれも退職代行サービスを利用していれば避けられるトラブルである。
その中からいくつか紹介しよう。
その1 鳴りやまない電話…無視していたら実家の親にまで連絡が行き、泣かれてしまった
留守電にも「どこにいるんだ」「今すぐ電話をよこせ」という上司からのメッセージが何十件と入れられていました。
家にも直接上司が来てしまい、何度もインターホンを鳴らされました。
無断欠勤しているわけですから、当然といえば当然なのですが…。
それでもずっと無視していたら、とうとう実家の親に連絡されてしまいました。
「あんた、何をしたの」と母親に泣かれた時には、本当に参りました。”
その2 せっかく辞められたと思ったのに…嫌がらせを受けて心が折れそうに
まず、給料が振り込まれない。働いていた分の給料までもらえないのは本当にキツいです。
勇気を出してこちらから連絡しても、「お前がバックれたからだろ」と言われ、心が折れそうになりました。
その後話し合って、退職が正式に決まったあとも、転職や退職の手続きに必要な雇用保険被保険者証・社会保険資格喪失証明書・離職票・年金手帳などをなかなか送ってもらえませんでした。”
その3 懲戒解雇や損害賠償請求をちらつかされ、結局給与も未払いのまま
あとから同僚に聞いたら、その会社の就業規則にそんな項目はなかったようなのですが、こちらとしては反論のしようもありません。
「最終月の給料は手渡しだから、取りに来い」と言われ、もう二度と行きたくなかったので、泣く泣く給与の受け取りを放棄しました。”
バックれて辞めるなら、退職代行サービスでトラブルを回避
このように、バックれて辞めることにはリスクこそあれ、なんのメリットもない。
しかし、心身共に限界で会社に退職を申し出る気力がないという場合もあるだろう。
また、ブラック企業の場合、退職を伝えた社員に対し、執拗な引き留めや嫌がらせをするといったトラブルに発展する場合もある。
そんな時に強い味方になってくれるのが退職代行サービスである。
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、会社を辞めたい退職希望者に代わって、退職の意思を会社側に伝えてくれるサービスのことである。
心身ともに疲弊し、バックれたいほど辞めたくなっているあなたの代わりに、スムーズな退職を実現してくれるという、いたれりつくせりのサービスなのだ。労働組合や弁護士が運営する退職代行サービスであれば、たとえ会社側から損害賠償や懲戒解雇などの法的措置をちらつかされても、理路整然と対応してくれるので安心だ。
退職代行サービスを利用するメリット
退職代行サービスを利用することで、以下のようなメリットがある。
自分の代わりに退職を伝えてくれるので、心理的にラク
退職したいという人のほとんどが抱えているのが、「退職を言い出すのが気まずい」という悩みである。
退職代行サービスを利用することによって、自分の代わりにプロが退職の意向を伝えてくれる。
感情を差し挟まず、必要な事柄を淡々と伝えてくれるので安心である。
上司や同僚と顔を合わせることなく会社を去ることができる
退職したい人は、上司や同僚など職場の人間関係で悩んでいるケースが多い。
正直、もう顔も見たくないというほど関係がこじれている場合もあるだろう。
退職代行サービスを使うことによって、そういった上司や同僚と再び会うことなく会社を辞めることができるのだ。
無用なトラブルも避けることができる。
とにかく、会社を辞めることができる
最後のメリットはこれに尽きる。
いくら退職の意志を伝えてもなかなか辞めることができない会社は実際に存在するが、退職代行サービスを利用することで、きっぱりと退職することができるのだ。
まとめ
ここまで、バックれて辞めることの危険性と退職代行サービスのメリットについて解説してきた。
・実際にバックれて辞めようとした人の中には、懲戒解雇や損害賠償をほのめかされたり、嫌がらせを受けたりといった事例も存在する
・退職代行サービスは、退職したいユーザーの代わりに退職の手続きを行ってくれるサービスである
・退職代行サービスを利用することで、自ら退職の意志を伝えることなく、トラブルなく退職することができる
今の職場に大きな不満があり、退職したい、バックれてでも辞めたいと思っている人にとっては、退職代行サービスは救世主のようなサービスである。
ぜひ、検討してみてほしい。
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