大企業で働く方でも即日退職するために退職代行サービスの利用を検討する方は多く、トラブルを回避して辞めたいと考えることは自然であるが、会社側と退職トラブルに発展してしまい、退職代行サービスを頼る方も増えているのが現状だ。
退職代行サービスの運営元は民間企業・弁護士・労働組合の3つが代表的であり、自分自身が求めている内容によって利用すべき適切な退職代行サービスは異なってくる。
トラブル回避をしながら大企業を辞めたいなら、労働組合の退職代行サービスを利用してしっかりと話し合いを進めながら対応するのがおすすめだ。
今回は大企業でトラブルなく即日退職する場合、労働組合の退職代行サービスがおすすめである理由について解説するので参考にして欲しい。
即日退職できるか不安。自身で申し入れた時に懸念されるトラブルとは
退職代行サービスは、自身が退職を申し入れる代わりに会社側へ退職を申し込み、退職時に必要となる各種手続きを代行してくれる点がメリットだ。
自分だけでは退職手続きが進められないと感じているなら、即日退職することが可能な退職代行サービスも検討材料に加えたほうが良いだろう。
退職代行サービスを利用することで様々なメリットがある一方、自身で退職を申し入れた場合は即日退職できるか不安である。実際、大企業を退職する際に退職代行サービスを利用しなかったことでトラブルになったことで後悔することになった事例もある。
ここでは自分自身で退職の話を進める際に懸念されるトラブルについて紹介する。
起こりそうなトラブル1.即日退職できない
労働組合の退職代行サービスを利用すれば自分の代わりに退職交渉をおこなうため、即日退職ができるが自分自身で交渉した場合は即日退職ができない可能性が高い。
結果として今すぐにでも辞めたいと考えても辞められないため、転職活動などにも影響してくると考えられる。
一般的には退職を企業に伝えてから2週間から1か月程度退職までに時間を要するケースが多く、即日退職を希望するなら退職代行サービスの活用が効果的である。
自分自身が置かれている状況によっても異なるが、パワハラやセクハラなどで即日退職したい場合は退職代行サービスの利用がおすすめといえる。
起こりそうなトラブル2.会社が辞めさせてくれない
退職は従業員に認められた権利であり、その権利は法律でも守られているが、企業側は退職者が出るとさまざまな不具合があるので退職を認めないケースも多い。
また、自分自身で退職交渉をすると上司などからの説得で揉めることを嫌い、トラブル回避などを考えて退職を取りやめるパターンもある。
上司や人事部などは社員が辞めてしまうと自分たちの評価にもつながるため、なんとかして退職を回避する行動を起こすケースもあるようだ。
起こりそうなトラブル3.残っている仕事を終わらせるまで退職が認められない
大企業だけでなく企業で働いていると常に仕事を担当している状態であるだけでなく、担当者しかわからない業務が存在している場合もある。
そのため、担当して残っている仕事を終わらせるまでは退職が認められないケースも多いが、企業で働いている間は仕事が完全になくなることはほとんど考えられない。
最終的に退職希望を会社に伝えてから辞められるまでに長い時間が必要になるため、すぐに退職することができず会社側とトラブルになる可能性がある。トラブルを避けるためにも退職代行サービスを利用することが良いだろう。
起こりそうなトラブル4.精神的に追い込まれ、正常な判断が難しい
人によって会社を辞めたいと考える理由はさまざまだが、中には精神的に追い込まれているため即日退職して落ち着いた日常を取り戻したいと考え、退職を決意するケースもある。
しかし、精神的に追い込まれている状態では正常な判断が難しい側面もあるだけでなく、会社側から説得されてしまうと退職が正しいかどうかわからなくなるだろう。
自分だけで退職するために会社と戦う自信がない場合、退職代行サービスを活用して会社と交渉する方法が有効になる。
大企業には労働組合？労働組合の退職代行サービスとは？
大企業を相手にして退職代行サービスを活用するなら運営元が労働組合の退職代行サービスがおすすめだ。労働組合の退職代行である場合、非弁行為には該当しないため、会社側とさまざまな条件面などで交渉することが可能だ。退職時の希望が伝えられなかった、交渉することができなかった、というトラブルに発展することが無く安心して利用することができる。
労働組合が運営元になっている退職代行サービスなら会社と交渉してもらえるだけでなく、自分自身の要求なども通しやすくなるのだ。
企業と交渉する内容としては有給消化や未払い賃金の請求などが対象になっており、退職したいと考えている場合は自分自身の権利をしっかりと主張することが重要だ。
上司と会わずに退職ができる点も良い点として挙げられ、自分が会社に対して誰とも会いたくないと考えているなら退職代行サービスの利用も視野に入れて考えたい。
退職に必要になる各種書類手続きや細かい部分での交渉についても代行してもらえ、自分で細かい部分の交渉ができないと感じる人も利用したほうが良いだろう。
労働組合が大企業に効果的な理由はコレ！トラブル回避の方法を大解剖
先述したように労働組合は企業に対して交渉ができるため、会社側から自分側になにか要求された場合でも退職代行サービスを通して交渉することが可能だ。
また、大企業であれば従業員数も多いだけでなく、これまでも退職代行サービスを利用しての退職対応をしてきた可能性も高い。
従業員から直接退職交渉された場合は引き止めることができるが、労働組合の退職代行サービスから交渉された場合はあっさりと退職を認めるケースも珍しくない。
加えて労働組合の退職代行サービスでは企業側と交渉する権利を持っているため、大企業側も労働組合と交渉するならトラブルになる前に退職を認める可能性も高いだろう。
トラブルを回避しながら即日退職ができるようになるので、大企業で即日退職を希望しているなら労働組合の退職代行サービスを利用することがおすすめだ。
まとめ
大企業で勤務をしていたが即日退職を考えているなら労働組合の退職代行サービスの利用も視野に入れて、自分が所属している会社との交渉を考えるようにしたほうが良いだろう。
大企業側も退職に関してトラブルを起こしたいと考えているわけではないため、しっかりと労働組合の退職代行サービスを利用して交渉すればトラブルを回避できるケースは多い。
また、自分だけでは退職を申し出た際に説得されてしまうと感じているなら、即日退職でなくても退職代行サービスを活用したほうが良いだろう。
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