試用期間中に自分が思っていた仕事ではない、今の会社で仕事を続けていくのが難しいと判断することもあるだろう。
しかし、早く辞めたいと思っても、
「試用期間中だから辞めるのは難しい」と考える方もいるかもしれない。
会社側からは
「会社に入ったばかりで何がわかる」
「試用期間と本採用では仕事内容も環境も違う」
と言われて引き留めにあうかもしれない。
周りの人に色々と言われるが、自身が感じた雰囲気というのは、合っていることが多い。その感覚に従うほうが後悔しないためには正解なのかもしれない。
もし、試用期間中に即日退職したいと思ったときには、どうすればいいだろうか。退職代行サービスを使って退職するというのも後悔しないための一つの選択肢として考えてみても良いだろう。
この記事では、試用期間中の即日退職についての法律問題、損害賠償を請求されたらどうするのか、退職代行サービスを利用することのメリットについて説明していく。
転職して即日退職することには罪悪感もあるだろうが、この記事を読んで後悔しない選択をしてほしい。
試用期間中でも、即日退職できる？
この試用期間というのは、長期雇用を前提とした準備期間であり、企業によって試用期間の長さは様々である。2週間ほどの会社もあれば1年間を試用期間として設定している会社もあるようだ。多くの会社で設定されているが、法律上にいうと期間の定めのある雇用契約ということになる。
期間中は契約を果たす義務があるが、労働者には「職業選択の自由」が認められているので退職についても自由意思が尊重され、「やむを得ない理由」があれば、即日退職することが可能である。
試用期間中は、会社側が採用した人材が社員としての適性を有しているのか、勤務態度などに問題はないのかを判断、評価する期間である。一方で働く側としても仕事は自分に合っているか、社風や就労環境に問題はないか、など気になる部分を現地で確認することができる。
試用期間が終わって問題なければ正式採用という形になる。試用期間中だから、すぐに解雇したり、不当に長時間働かせたりしていいということではなく、通常の雇用と同じ扱いとなっている。
従業員側でも、試用期間中はお試し期間で社内環境に慣れていき、自分がやっていけるかどうかを見極める時間とされているが、法律的には他の従業員と同じ扱いとなる。
しかし、新しい職場が明らかにブラックであったり、自分とは合わない、続けていくのが難しいと感じることがあれば、即日退職するというのも後悔しないための選択肢だといえる。
また、同じ職場に長く勤めれば、それだけ辞めにくくなるので、これは無理だと思えば、すぐに辞めるのもいいだろう。
試用期間中でも即日退職することは可能なため、後悔する前に次のステージへ進むことを考えて行動するほうがいいだろう。
試用期間中に辞めたら損害賠償を請求される？
会社側からすると新しく採用した社員に対しては、大きな期待を持っているのは想像に難しくない。そして、採用までに求人広告や面接などでかなりの費用と時間を費やしているという事情もあるだろう。
そういった状況で、試用期間中の社員が即日退職したいと伝えたときに会社側から「今辞めたら後悔するぞ」「損害賠償するぞ」などと言われたという体験談は、たまに聞く話だ。
これは、よほどのことがなければ単なる「脅し」と考えて良いだろう。これまで費用と時間をかけて採用までこぎつけたのにすぐに辞めるとはどういうことだ、ふざけるなという感情的な言葉なのだ。
そのため試用期間中に退職したからと言って損害賠償を請求されることは無いだろう。
もし万が一、訴訟して損害賠償を請求するとなれば、弁護士費用などがかかるため、請求できる賠償金と比較しても、会社側にとっては何もメリットはなく後悔するだけだ。
また、試用期間という期間の定めがある雇用契約だから期間中の契約解除はできない、といってこられたとしても、先に述べたように従業員には退職について自由意思が尊重されるので、「やむを得ない理由」があれば、即日退職することができると反論すれば良い。
退職代行サービスを使っても問題ない？むしろ安全
入ったばかりの会社で期待されていると、なかなか辞めると言い出しにくいということがあるかもしれない。
多少なりとも人間関係ができていれば相談しながら話を進められるが、試用期間ですぐに辞めるとなると会社側との話し合いは自分一人でやることになり、後悔することもあるかもしれない。
あまり労働法などの知識がない人だと、即日退職を伝えても会社側に説得されたり、一方的に言いくるめられたりする可能性も十分考えられる。
特に試用期間中の社員ということであれば、採用コストもかかっているのでせっかく採用した分働いてほしいいう気持ちが強いだろう。
このような場合、退職代行サービスを利用して即日退職するというのは、後悔しないために悪くない考えだといえる。
退職に関するプロである退職代行サービスであれば、雇用に関する知識も十分にあり、後悔することなくスムーズに即日退職の手続きができるようサポートしてくれるだろう。
何よりも面と向かって退職の意思を伝える必要がなく、心理的な負担がないうえに、退職代行サービスが間に入ってくれるため会社側から説得される心配もない。
退職代行サービスであれば試用期間中であっても、問題なく即日退職できるので後悔しなくてすむだろう。
まとめ
ここまで試用期間中でも即日退職できる理由、試用期間中の退職で損害賠償されるのかについて説明してきた。
試用期間中であっても、今の職場で続けていくことが難しいと思えば無理して仕事を続ける必要はない。後悔しないために即日退職することもできるし、辞めるからといって損害賠償請求をされて後悔することも無いだろう。
精神的に追い詰められて後悔する前に即日退職することを考えるべきだ。
ただ会社側としても慰留に努めることは考えられるため、そういったやり取りが面倒だと考えるならば退職代行サービスを利用するのも良いだろう。
会社側と面談することも無く、退職の話を進めてくれるため精神的な負担も少ない点は大きなメリットといえるだろう。
試用期間中でも辞めることは可能だし、後悔のない方法もある。悩んだりせずに退職することを前向きに考えて欲しいものだ。
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