退職代行EXITと退職代行SARABAを徹底比較!勝つのはどっち?

退職代行EXITと退職代行SARABAを徹底比較!勝つのはどっち?

新聞やテレビ等のマスコミで大きく取り上げられたこともあって、退職代行サービスを提供する業者は急激に増加しており、サービスの質もまちまちな状況になっている。依頼しようといろいろ比較して考えているが、どこの退職代行サービスを選べばいいのかわからないという人も多いだろう。

そこで今回は、テレビや新聞でも数多く取材されている大手退職代行サービス「退職代行EXIT」と労働組合という独自の形で退職代行サービスを行っている「退職代行SARABA」を、口コミランキング等を使って10の項目で比較してみた。退職代行サービスの利用を考えている方は両社を比較しながら参考にしてほしい。

 

①口コミ・評判・体験談の数

口コミ・評判・体験談の数

退職代行サービスは、使ってみないと実際のところどうなのかがよくわからないところがあるが、自分の周りで退職代行サービスを使ったことがある人は、そうそう見つからないと思われる。そこで参考になるのがネット上の口コミや評判だ。ネットやランキングサイトに掲載された口コミ・評判・体験談の数で、どちらが多いかを比較してみよう。

実際に利用した人の口コミや評判が多く掲載されているサイトや退職代行ランキングサイトを比較しながら検証した。

EXITは、業界のパイオニアでもあり、退職代行サービスが多くのマスコミで取り上げられるきっかけにもなった会社だ。また社長自身もテレビに出演する等、何かと話題になったこともあって、興味を持つ人が多かった。

ランキングサイトに掲載されている口コミ・体験談の数でもEXITに関するもののほうが上回っており、口コミの内容もサービスを評価するものが多くみられた。

SARABAの口コミ・体験談も、少ないわけではないが、やはりマスコミで一時期ブームになるほど取り上げられたEXITと比較すると口コミ件数は及ばなかった。

EXIT 10P vs  SARABA 7P

 

 

②価格(税込)

退職代行サービスを比較検討する際に、どのぐらい費用が掛かるのかは気になるところだ。

退職代行サービスを提供しているところを分類すると、一般企業、労働組合、弁護士事務所の3つに分類される。それぞれを比較すると、弁護士事務所は依頼者に代わって交渉から事務手続き・訴訟まで行えることから、かなり高めになるが、それ以外の一般企業や労働組合が行っている退職代行サービスは、3万円~5万円が相場である。

その中でもSARABAの2万7000円という金額は、すべて込みの追加料金なしということを考えると、非常にリーズナブルだ。他の退職代行サービスではもっと安い価格を打ち出しているところもあるようだが、やり取りの回数によっては追加料金がかかったりする可能性がある。SARABAでは、相談回数、電話回数は無制限で対応してもらえる。しかもSARABAに相談して、もし退職できなかった場合は、全額返金保証をつけている。

EXITの料金は5万円と、他の退職代行サービスと比較して高目の設定になっている。大手であり第一人者の企業としてマスコミにもたびたび取り上げられていることから、この金額でも依頼が多く集まっているということだろう。ランキングサイトの口コミでは若い人には若干敷居が高いという声もあった。

EXIT 5万円 4P vs  SARABA 2万7000円 10P

 

③口コミランキングの順位

退職代行サービスを比較する口コミランキングサイトをチェックしたところ、2021年1月現在のランキングでは、EXITのランキング4位、SARABAのランキング10位ということで、EXITの勝利となった。

EXITは業界の有名企業であり、社長もたびたびマスコミに登場するなど知名度の高さから、利用者にとって安心感があるという口コミや評判が多くみられた。中には退職代行サービスとしては料金が高いことからサービスに見合わないと思う利用者もいくつか見受けられた。

SARABAのランキングサイトの口コミや評判を見ると、対応やサービスの結果について、思うようなものでなかったというものがいくつかあり、評価を下げていた。

EXIT 8P vs  SARABA 4P

 

④対応時間

対応時間

退職代行サービスの利用を考えるケースというのは、仕事を今すぐにでも辞めたいと悩んでいる人や追い込まれている人が多い。昼間の時間帯以外にも、出社前の時間帯や、夜中の連絡にも対応してもらえるとありがたいところだ。

両社を見てみると、どちらも24時間対応しているということなので、この勝負はドローとなった。電話以外にも、メールやLINEで相談すると、すぐに対応してもらえる。

△ EXIT 10P vs △ SARABA 10P

 

⑤丁寧さ

退職代行サービスに依頼を考えている人は、気持ちが弱っているケースもある。できれば丁寧に対応してもらいたいと思うだろう。退職代行サービスを比較する口コミランキングサイトの内容から両社の対応の丁寧さを比較した。

両社の口コミ内容を比較したところ、ランキングサイトで悪い評価がやや多く見られたのがSARABAのほうだった。問い合わせの対応が機械的であった、業務後の連絡がなかったなど対応についての不満がランキングサイトでいくつか見受けられた。

EXITに関しては、対応や仕事の進め方の不満がないというわけではないが、比較的、丁寧な対応で問題なかったという口コミのほうが多くランキングサイトでも見られた。

EXIT 8P vs  SARABA 4P

 

 

⑥営業年数

退職代行サービスは、近年マスコミで取り上げられるようになったことで多くの企業が参入してきている。資格や設備等も必要ないため、参入しやすい業種といえるだろう。始めたばかりの退職代行サービスの会社では、まだまだサービスに不具合もあると思えるため、営業年数がどのぐらいあるのかを、2社で比較してみた。

EXITは、2018年から事業を始めているので4年目になる。それ以前から退職代行サービスを提供していた会社もあるが、それほど知られてはいなかった。退職代行サービスが現在のように広く知られるようになったのはEXITが多くマスコミに取り上げられるようになってからと言える。そう考えると、EXITはこの業界のパイオニアといっても過言ではないだろう。

SARABAの営業のスタート時期がいつだったのかは、こちらが調べた限りでは判明しなかった。

EXIT  4P vs  SARABA 2P

 

⑦組織(労働組合or民間)

組織(労働組合or民間)

退職代行サービスを提供していているところを分類すると、一般企業、労働組合、弁護士事務所の3つに分類される。このうち、弁護士事務所は依頼者に代わって会社と交渉したり、文書作成を代行したり、いざとなれば訴訟を起こすことも可能だ。その分、料金は高くなる。

労働組合も従業員の待遇等に関して、会社と交渉することが法的に認められている。退職代行サービスの一般企業には、そういった権限はなく、依頼者に代わって退職の意思を伝えるのみとなる。

SARABAは、株式会社スムリエという会社が提供しているが、退職代行SARABAユニオンという労働組合を持っている。依頼者がこの労働組合に加入することで会社側との交渉できる権限を持つことになる。

両社を比較すると、会社側と交渉できる労働組合の強みがあるSARABAに対して、退職の意思を伝える代行ができるのみのEXITということで、この勝負はSARABAの勝利となった。

EXIT 5P vs  SARABA 10P

 

⑧JRAA認定

次の項目はJRAAに認定されているかどうか、ということで判定した。
JRAAとは、正式名称一般社団法人 日本退職代行協会という、退職代行サービスの普及活動や認定を行っている団体のことである。退職代行サービスにおける『消費者保護』と『業界活性化』を主な目的として、令和 元年 5月 8日に設立されている。2021年1月現在、特級認定会員(正会員)が2社、準会員が1社、賛助会員が5社と個人が15名である。

EXITとSARABAは、両社ともJRAAの認定を受けていないため、どちらも0Pでドローとなった。

△ EXIT 0P vs △ SARABA 0P

 

 

⑨サポート体制

退職代行サービスを依頼したあとの両社のサポート体制についても比較してみる。
退職の代行以外にも手厚いサポート体制があれば、依頼者も安心して頼みやすいだろう。

EXITでは、転職エージェントのワークポートと提携し、転職先を紹介している。依頼者がワークポートの紹介で転職した場合は、退職代行サービスの費用が全額キャッシュバックされる制度がある。ランキングサイトの口コミからも依頼者の中には、退職したいということで頭がいっぱいになっていて、退職後の仕事をどうするかまで考えられてないケースもあるので、こうした制度は役に立つだろう。

SARABAでは、人材紹介会社と提携し、無料で転職サービスを行っている。その他に、行政書士が監修している退職届をプレゼントしている。

比較の結果、キャッシュバック制度という大きなメリットがあるEXITが10P獲得して勝利した。

EXIT 10P vs  SARABA 6P

 

⑩便利さ(支払方法の多さ)

依頼者にとって、支払いの手間はなるべく少ないほうがいい。支払い方法がいくつも用意されているほうが便利でありがたいものだ。

退職代行サービスを行っている弁護士事務所の中には、銀行振り込みだけしか支払い方法がないところもあるが、すぐに退職したい依頼者にとっては、入金確認ができる時間が限られている銀行振り込み以外の決済方法もほしいところだ。

キャッシュレス決済が盛んになり、退職代行サービスの中にも、クレジットカードやスマホ決済など様々な決済手段が使えるところが増えている。

金額に応じたポイントもつくので、現金よりもキャッシュレス決済のほうがいいというランキングサイトの口コミも少なくない。業者側にとっては導入の手間が増えることになるが、すぐに入金確認できるので利便性も高くなる。

両社を比較して見てみると、対応しているのは銀行振り込みとクレジットカードの2つということだった。もう少し決済方法があったほうが、依頼者にとっては望ましいところだと思われる。

△EXIT 4P vs △SARABA 4P

 

最終結果

最終結果

合計ポイントで比較すると、63対57でEXITの勝利という結果になった。

業界の先駆者であるEXITは、テレビや新聞、雑誌、ウェブなど様々なメディアで取り上げられ話題になったことで退職代行サービスを広めてきた。そうした活動だけでなく、しっかりとしたサービスで評価を高め、口コミランキングの順位も高くなっているといえるだろう。

SARABAは、会社側と交渉できる労働組合という強みを活かし、低価格を打ち出して利用者を増やしている。口コミランキングサイトには、非常に高い評価も見られることから、今後さらに喜ばれるサービスを提供してくれると期待できる。

両社それぞれに特徴があるので、自分の状況やニーズに合った退職代行サービスをいろいろ比較して相談してみるといいだろう。

EXIT 63P vs  SARABA 57P

 

 

 

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