退職代行の使用で診断書は必要?病気で辞める時のトラブル回避法

退職代行の使用で診断書は必要?病気で辞める時のトラブル回避法

職場環境がきつくて体調が悪くなり、仕事を続けることが難しい。
トラブルがあって人間関係がうまくいかず精神的に不調になる。
以前からの持病があり、病状が思わしくない。

こういったことは誰にでも起こりうることであり、体調不良が原因で退職することも十分に考えられる。
体調不良が原因で退職する場合、医師の診断書が必要なのか、診断書がなければ退職できないのか、退職の手続きがうまくできずトラブルに発展するのでは、と悩むこともあるかもしれない。

この記事では、体調不良で退職するのに診断書が必要なのか、トラブルなくスムーズに退職の手続きをするにはどうすればいいのかを詳しく紹介していく。

またそうした会社とのトラブルを避けるためにも、退職代行サービスをうまく利用する方法を説明していく。退職代行サービスを利用することに罪悪感を持つ人もいるようだが、退職代行サービスならではのメリットを理解していただき、退職するための方法として選択肢に入れてほしいところだ。
トラブルになって困らないように、備えてもらいたい。

 

体調不良で退職するとき診断書は出さないといけない?

体調不良で退職するとき診断書は出さないといけない?

単に体調が悪いというだけの理由で退職できるのか、と疑問に思う人もいるかもしれない。しかし、体調不良には様々な要素が考えられるのも事実だ。

・初期段階の病状である
・職場環境に問題がある
・業務が負担になっている
・人間関係のトラブルで大きなストレスを抱えている

といった問題が影響している可能性がある。

そのまま仕事を継続することで、今後さらに体調が悪化し大きな問題になって、健康状態を回復するのが難しくなるといった最悪のケースも考えられる。
そうならないために、仕事を辞めて環境を変えたり、休職手続きをしてしばらく休養し、別の職場に就いたりすることは、賢明な選択といえるだろう。

ただし、会社によっては、体調不良という理由だけでは退職を認めない、医師からの診断書を提出しなければならない、ということもあるようだ。このような場合、必要手続きとして従業員は必ず診断書を提出しなければならないのだろうか。
診断書の発行は、保険の適用外なので5000円程度の費用も掛かり、医師や病状によっては簡単に診断書を発行しないケースもある。診断書がなければ手続きとして退職を認めない、というは法律上どうなのだろうと思うところだ。

結論から言うと、会社には診断書を提出させる拘束力はなく、診断書がなければ退職できないというルールは法的には認められない。
従業員には退職の自由があり、理由はどうあれ、退職の意思表示をすれば2週間後には退職できるということが、法律で保障されている。それを会社のルールで変えることはできないのである。

しかし、この法律がありながら自社のルールを押し付けたり、診断書を提出しないことで手続きがスムーズに進まないトラブルになったりする会社があることも事実である。また、診断書を提出しないことで、強引な引き留めにあう可能性も高い。体調不良ということを口頭で伝えても、なかなか信じてもらえず軽く扱われる場合もあるだろう。
トラブルになることを避け、なんとか手続きをしてもらうために、面倒でも診断書を発行してもらっているケースもあるようだ。

 

苦労したくない、スムーズに退職を進めるためには

苦労したくない、スムーズに退職を進めるためには

このように、退職する際に診断書を提出するというルールは法的に拘束力がないということはわかったが、いざ実際に退職するとなると診断書の提出のことであれこれ言われトラブルとなる可能性がある。
そうした煩わしさを嫌がって、退職届を一方的に送付したり、無断で仕事を休む、いわゆる「バックれ」で仕事を辞める、ということは、やめたほうがいい。このように一方的に退職すると、手続きができず、トラブルになることが考えられるからだ。

例えば、給与等の受け取り、年金や健康保険の手続き、といったことがしっかりとできずに、不利益を被る可能性がある。
会社側としても、引継ぎもなく、連絡もつかないとなると、手続きなどの対応に困ることになる。

こうしたトラブルになると、お互いにいいことがなく不快な思いをする結果になるだろう。
一方的に職場から離れて連絡がつかなくなるよりは、退職代行サービスを利用してみてはどうだろうか。これは、トラブルを避けてお互いにメリットがある選択なので、ぜひおすすめしたい。
退職代行サービスを利用することに心理的な抵抗を感じる人もいるかもしれないが、退職代行サービスを利用することのメリットも大きいので、次の項目で説明していくことにしよう。

 

退職代行サービスなら体調不良の理由で退職できる

退職代行サービスなら体調不良の理由で退職できる

もし、体調不良でいながら診断書提出を強く求められ困っているなら退職代行サービスを使ってみることをおすすめする。
その理由としては、退職代行サービスであれば、退職する従業員側が不利益にならないように考えてもらえるからだ。
特に労働組合や法律事務所が行っている退職代行サービスでは、会社側と交渉することが可能なので、退職の意思表示と併せて診断書のことや退職に関する手続きについて、依頼している従業員のほうに不利にならないよう交渉してもらうことができる。

また会社側としても退職代行サービスを通じて、従業員と連絡がつくので貸与している備品の返却の手続きや書類の送付先の確認ができるというメリットがある。
そして、体調不良で診断書がなかったとしても、会社側に了承をもらうことができれば即日退職することも可能となる。

こうしたことを考えると、退職代行サービスを利用して退職するほうがいろいろな煩わしさやトラブルもなく、手続きもできるので、おすすめしたい。
特に体調不良で心身が弱っている状態であれば、なおさらメリットが大きい選択だといえるだろう。

 

まとめ

ここまで紹介してきたように、体調不良で退職する際に医師の診断書は不要であり、法的に拘束されるものではない
しかしながら、会社によっては診断書提出をルールとしているところもあり、そのルールに従わないとトラブルになったり、手続きをしてもらえなかったりするところもあるようだ。

そういった場合には、退職代行サービスを利用するのがおすすめだ。
法律を無視したルールを強要する会社と話し合いをするというのは、トラブルになりやすく、かなりのエネルギーを要することだ。

体調不良で退職を考えているぐらいであれば、そうした会社と話し合いをして消耗するよりも、早めに退職代行サービスでトラブルなく手続きをきちんとやってもらって退職し、その後の療養に専念したほうがいいだろう。

 

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