小学校、中学校、高校と年代に合わせて教員が担当として就き、長い時間を生徒と接することになる。
地域や学校によっては問題を抱えている学校もあり、教員として働きづらい環境に置かれている場合もある。そのような環境の中にいる教員によってはすぐにでも仕事を辞めたいと考え、退職代行サービスを利用して即日退職を希望する教員もいる。
退職代行サービスの中でも労働組合の退職代行サービスを利用する教員が増加傾向にあるようだ。本記事では教員が仕事を辞めたいと考える職場環境や労働組合の退職代行サービスを利用して退職をした体験談を紹介する。
仕事を辞めたい、教員が立つ過酷な職場環境とは
教員の職場環境は年々悪化している。主な原因は教員不足による業務過多だ。
「本来は事務職が行う会計業務も担当するようになり、教員の範疇を超えている」
「職場内よりも職場外(保護者)への対応に追われてしまい仕事が終わらない」
このような理由で職場環境が悪化してしまい、仕事を辞めたいと考える教員が増えている。しかし、教員不足のためスムーズに退職を認められることも少なく、引き止めにあったことで精神的負担に耐えられず、退職代行サービスを利用している。
教員が労働組合の退職代行サービスを利用した体験談
ここでは、実際に労働組合の退職代行サービスを利用した教員の体験談を紹介する。教員な過酷な職場環境が明らかとなった体験談なので、ぜひ参照にしていただきたい。
小学校に赴任してから2年目になりますが、今すぐにでも仕事を辞めたいと考える時がありました。赴任当初から教員の数が不足しており、病欠などが出た場合は専門外の教科でも授業を行うことがありました。
通常でも授業の準備、年間行事の準備、生徒の管理も業務に追われ、早朝出勤や残業は当り前。行事が重なる時は日をまたいで仕事をしている時もありました。
このままでは体力的にも精神的にもおかしくなってしまう、仕事を辞めたいと考えた時から仕事に対する意識も低下してしまい、保護者とトラブルになることもありました。
実際にトラブルに発展してしまった以上、辞めることを校長に伝えましたが慰留されてしまいました。
結果的に労働組合の退職代行サービスのおかげで無事退職することができました。
まとめ、仕事を辞めたい教員が続出。労働組合の退職代行が人気な理由
教員の中には教員不足により過重労働で苦しんでいたり、仕事を辞めたいと申し入れても受け入れてくれなかったりし、精神的に病んでしまう方もいる。
体験談にもあったように退職代行サービスに相談しても、教員の退職代行を受け入れていない業者もあるようだ。
教員は公務員として赴任している場合もあり、通常の退職とは異なることから退職代行サービスを行うことができないからだ。
しかし、労働組合の退職代行サービスの中には教員の退職代行でも承ることができる業者もあるため、相談時に対応が可能なのか確認する必要がある。
肉体的、精神的に厳しい状況ではあるが、退職代行サービスを選ぶ際にも注意点があることを覚えておいていただきたい。
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