退職代行サービスでも、円満退職するために退職理由は大切である。「退職理由が何であれ退職代行を使えば大丈夫?」「引き止められない最強の退職理由を知りたい」など、退職を考えている人は退職理由に関する悩みが尽きないことだろう。
退職意思は固まっているものの絶対に会社から引き止められることがない退職理由がわからず、なかなか退職を言い出せないという人もいるはずだ。
近年、そのような悩みを抱えている人から支持を集めているのが、退職代行サービスである。
退職代行サービスというのは、退職代行サービス業者が会社と退職者の間に入り退職者の代わりに退職意思を伝えるサービスである。
ただ、退職代行サービスに依頼したからといってどんな退職理由であっても円満退職できるというわけではない。
退職先に受け入れてもらえないような退職理由で退職手続きを進めていると後々面倒なことになる可能性もあるため、退職先を納得させる退職理由を伝えるのが円満退職のためのベストな方法である。
そこで今回は、会社を円満退職したい人におすすめの6つの退職理由について解説していく。退職代行サービス業者へ相談することで退職理由に関するアドバイスを受けることもできるが、あらかじめ円満退職に繋がりやすい退職理由を知っておけば、スムーズに退職まで進めることができるだろう。
円満退職のための最強の退職理由6選
円満退職のための最強の退職理由①「キャリアアップのため」
退職理由として最も会社に納得してもらいやすいのは、「キャリアアップ」のための退職である。
現状に不満があって辞めるという理由ではなく、自身の今後のキャリアのために退職するという前向きな理由であれば、会社にも納得してもらいやすいため引き止められることもない。
円満退職することができるため、退職した後も会社や同僚と良い関係性を保ちたいという人にはおすすめの退職理由である。
さらに、キャリアアップを理由に退職するというのは、転職時に転職先から必ず聞かれる「前職の退職理由」への対策としても有効だ。
自身のキャリアアップのためにチャレンジする姿勢は、採用担当者から見てもかなり好印象である。
円満退職のための最強の退職理由②「他業界にチャレンジするため」
他業界にチャレンジしたいという退職理由は、退職理由①で解説したキャリアアップのための退職と同様に前向きでポジティブな退職理由であることから、円満退職に繋がりやすいといえる。
他業界に挑戦し、新たな業務に携わることに興味を持ったという退職理由は、現在所属している会社では経験できないことであり上司や会社から引き止められる可能性を限りなく低くできるだろう。
むしろ、上司や同僚が背中をおしてくれる可能性もある。
自身の夢を実現するために退職したいと考えている人にはおすすめの退職理由である。
円満退職のための最強の退職理由③「結婚するため」
女性の退職理由として使われることが多かった「寿退社」。
現代では共働きの家庭が増加したことから、結婚したとしても会社を辞めるという考え方が当たり前ではなくなったため、寿退社を理由に退職するのは心苦しいと考える人も多いようだ。
ただ、結論からいうと結婚を退職理由にする場合も円満退職になる可能性が高い。たとえそれが嘘の退職理由だとしても、それまでの言動と齟齬がなければ会社側が嘘だと判断することは難しいだろう。
また、本来であれば祝い事であるため、本当に結婚するという場合であればなおのこと会社から引き止められたり受け入れてもらえなかったりする可能性は低い。
ただ、退職意思を伝える前の段階で結婚の予定がないなどの発言をしていたにも関わらず結婚を退職理由にすると、周りから不信感を持たれたり後々嘘だとバレてしまったりすることもあるため、注意が必要である。
円満退職のための最強の退職理由④「家庭の時間を大切にするため」
現在、働き方改革などによりワークライフバランスを考えた労働時間の見直しが積極的に行われている。
しかし、社内での労働時間が少なくなったとしても家に持ち帰って残りの仕事をするなど、根本的な解決には至っていない会社も多いようだ。
このような背景を踏まえて、家族との時間を大切にするためにリモートワークの会社で働きたい、などの退職理由も会社側からすると納得せざるを得ない理由になるだろう。
また、親の介護や家業を継ぐなど、そのほかの家族に関わる退職理由も円満退職につながりやすいといえる。円満退職するための退職理由を考える際には、会社が首を突っ込むことができないような、やむを得ない事情を盛り込むことをおすすめしたい。
円満退職のための最強の退職理由⑤「療養のため」
働き方やハラスメントなど、労働環境に関する様々な規制がなされているとはいえ、現在も不規則な労働時間や長時間にわたる労働で、身体的または精神的な健康被害に遭っているという人は少なくない。
健康状態に問題を抱えたまま働き続けた場合、さらに症状を悪化させてしまう可能性もあるだろう。症状が進行し限界を迎えたタイミングで退職しても、回復まで相当な時間を要してしまう可能性が高い。
仮に見た目では病気と判断することができないうつ病などの精神的な健康被害の場合でも、病院の診断書などを提示すれば会社側を納得させることができるほか、療養のためというのは他人が口出しできないやむを得ない事情である。
もし会社側が引き止めたことで病状が悪化した場合責任を取ることができないため、円満退職に繋がりやすい理由だといえるだろう。
円満退職のための最強の退職理由⑥「資格取得のため」
難易度が高い国家資格の取得など、新たな資格取得に向けた勉強のため、という退職理由も円満退職できる可能性が高いだろう。
現在所属している部署での業務が常に忙しいというケースであれば、資格取得のために勉強する時間が取れないことは一目瞭然だ。特に、退職理由を一番最初に伝えることになるであろう直属の上司であればなおさらである。
自身のさらなるスキルアップのために会社を辞めるというのはポジティブな印象を与え、同僚や上司とも縁を切ることなく円満退職することができるだろう。
自分で退職意思を伝えるのが怖い人は、退職代行サービスの利用も!
上記では、円満退職に繋がるおすすめの退職理由を6つ紹介したが、上司との関係性に不安があったり、退職した人に対する会社側の態度の変化を過去に見ていたりする場合には、どうしても自分で退職意思を伝えるのが怖いということもあるだろう。
そのような場合でも退職するための選択肢として加えて欲しいのが、退職代行サービスだ。
冒頭で紹介したように、退職代行サービスとは退職者の代わりに会社へ退職意思を伝えるほか、退職に関するやりとりを代行するものである。「退職はしたいがもう上司の顔も見たくない」という人にとってはこれ以上ない、おすすめの退職方法だ。
自分で退職を伝える場合には、勇気を出して退職したいと伝えた後も退職日までは出社する必要があり、仮に嘘の退職理由を伝えていたことがバレてしまった場合には、退職日まで気まずい思いをすることになるだろう。
一方で退職代行サービスを利用すれば、依頼したその日から出勤する必要がなくなるため、気まずい思いをする可能性を排除することができる。
できれば上司と関わりを持たずに退職したいという人は、一度退職代行サービスの利用を検討してみてもよいだろう。
退職代行サービス業者選びの参考として下記もぜひ参考にしてみてほしい。
◆最強はどこだ!?退職代行人気ランキング10!徹底比較ランキング
まとめ、ポジティブな退職理由で引き止められずに円満退職!
今回の記事では、円満退職するためのおすすめの退職理由を6つ紹介してきた。
現在勤めている会社に引き止められることなく円満退職したいのであれば、退職者が感じている会社に対するネガティブなことをそのまま退職理由として伝えるのではなく、上司や会社に納得してもらえるようなポジティブな理由へと変換して伝えることが大切だ。
一般的にブラック企業と呼ばれているような企業に勤めていて、これまでの会社からの仕打ちや上司の態度に不満が溜まっているという場合には不本意かもしれないが、どうせ退職する会社なのだと割り切ることで、後腐れなく円満退職することができるのだ。
また、「自分で退職理由を伝えるのが怖い」「退職を伝えた後の会社の対応が怖い」など、直接会社と退職に関するやりとりをするのが難しいという場合には、退職代行サービスを利用するのがおすすめだ。
退職代行サービスを利用する際も、今回紹介したような引き止めに遭うことなく会社を納得させられる最強の退職理由を用意しておくと、退職を円滑に進めて円満退職できる可能性も高まるだろう。
今退職考えている人にとって、今回の記事が円満退職のヒントになれば幸いである。
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