今回は、職場の人間関係が悪い、労働環境が合わない、パワハラなどのハラスメントで悩んでいるといった理由で退職を考えている人に向けて、退職代行サービスを利用した即日退職について解説していく。
退職は人生において大きな選択であることは間違いないため、「本当に退職してよいのか」「転職先を見つけてからの方が良いのでは」など、誰もが悩みを抱えていることだろう。
しかし、自分自身が働いている環境を客観的にみると、今すぐにでも即日退職するべき状況に置かれている場合もある。そのような状況で働き続けてしまうと、最悪の場合にはうつ病や適応障害などを患ってしまう可能性もあるため、退職代行サービスを利用した即日退職をおすすめしたい。
退職代行サービスを利用することでセクハラ、パワハラなどが横行している劣悪な職場環境から解放されるほか、即日退職が可能となり職場や仕事のストレス、迷いや悩みから解放されることだろう。
本記事では退職代行サービスを利用して即日退職するべき職場の特徴などについても触れているため、ぜひ参考にしてほしい。
【結論】退職代行サービスなら嫌な職場を即日退職できる!
結論からいうと、退職代行サービスを利用すればパワハラなどのハラスメント行為が日常になっているような職場であっても即日退職が可能だ。
今退職することを我慢をしている人の中には、「自分さえ我慢していれば丸くおさまる」と自分自身を犠牲にしてしまう人もいる。そういった人の中には、退職することを会社側に伝えること自体に引け目や恐れを抱いてしまっている人も少なくない。そのような自分で即日退職を伝えることが難しい状況にある人たちは、退職代行サービスを利用すると良いだろう。
退職代行サービスは退職者本人に代わって会社側に退職意思を伝えてくれるサービスだ。退職代行サービスに依頼すれば会社へ行くことなく退職手続きを進められるため、実質的な即日退職が可能となる。
また、「会社に置いてある私物を返却してほしい」「退職時に有給消化したい」などの要望がある場合には、事前に退職代行サービスへ伝えておけば会社側に確認を取ってくれる。
ただし、退職代行サービスの運営元がどこになっているかによって交渉が可能かどうかが異なるため、注意する必要がある。一例として、有給消化や未払い残業代の請求など何かしらの交渉が必要な場合は、労働組合や弁護士が運営している退職代行サービスに依頼しなければ対応ができない。それぞれの退職代行サービスの対応範囲については下記で詳しく解説しているため、こちらを参照した上で退職代行サービスを選ぶべきだろう。
◆弁護士、労働組合、民間、退職代行はどれが良い?評判を徹底比較
退職代行サービスは退職希望者の要望に沿って即日退職を実現してくれるため、人間関係やパワハラなど、退職者が我慢していたあらゆる状況から即時に解放してくれる。周りの目を気にしたり上司からの圧力に怯えたりする必要もないため、自分から退職意思を伝えることが苦手な人や退職に関する悩みを抱えている人には特におすすめである。
即日退職するために、まずは何をしなければならないのか
①適切な退職代行サービスを選ぶ
退職するにあたって、退職することだけを目的とする人もいれば、先に記載したように有給消化や未払いの賃金を請求して退職したい人もいるだろう。そのため、退職者が退職代行サービス選びにおいてまず重点を置くべきポイントは、退職に関連する要望に対応できる退職代行サービスを見つけることだ。
有給消化など一部交渉を伴う要望が含まれている場合、交渉ができない退職代行サービスを選んでしまうと退職はできても要望に応えてもらうことができないため、十分に注意が必要だ。また、対応範囲に違いがあるため、退職代行サービスによって料金相場も異なっている。この点においても自分にあった退職代行サービスを探す必要がある。
②必要書類や要望など会社へ伝える内容を整理する
退職代行サービスを選び退職代行を申し込んだら、退職理由や確認事項、要望内容(発行してほしい退職後の必要書類や有給消化など)を用意しておくとスムーズだ。
これらは、退職代行サービスを実施する際に退職代行サービス業者から会社へ伝えたり、会社側から質問された際に返答したりする際の情報になる。即日退職したい旨も念押ししておくと良いだろう。また、退職代行サービスでは退職者本人はもちろん家族へも直接連絡しないよう会社に伝えるが、直接連絡してほしくないということも改めて退職代行サービス業者へ伝えておくと安心である。
あとは、退職代行サービスからの連絡を待つだけだ。
退職代行サービスの実施結果を確認し、退職手続きに必要な提出物(退職届など)や返却物(健康保険被保険者証、制服などの貸与物)を会社へ郵送する。退職代行サービスの流れをより詳しくみていきたいという人は、下記の記事も見てみてほしい。
◆今話題の「退職代行サービス」とは?サービス内容や流れを徹底解説!
ここまでで即日退職が完了するため、当然次の日から会社に出勤する必要はなく、引き継ぎも発生しない。
我慢をしてはいけない、即日退職するべき理由
現在パワハラなどのハラスメント行為に悩まされている、残業代が出ない、などの状況に陥っていたとしても、「経済面を考慮すると働き続けるしかない」と我慢している場合もあるだろう。
しかし、明らかに問題のある職場にいながら無理に我慢し続けることはおすすめしない。その理由が以下になる。
・我慢をしても職場環境や人間関係が改善される可能性はほぼない
・職場での我慢が精神的ストレスとなり、日常生活に支障が出ることがある
・我慢をしたことが原因でうつ病などを発症してしまう可能性もある
我慢を続けたことがプラスに働くことはなく、それどころかマイナスにしかならないのだ。
特にストレスが原因でうつ病などを発症してしまった場合、日常生活にも大きな影響を与えてしまう可能性がある。うつ病の症状は人によって様々ではあるが、外出をすることができない、人と接するのが億劫になる、趣味やレジャーなどを行う気力がない、今までできていたことができなくなるなど精神的な症状だけでなく、睡眠障害、食欲低下、疲労感や倦怠感といった身体的な症状が出る場合もある。
我慢をすることによって発症してしまうのはうつ病だけではないが、体を壊してしまっては長期的に影響がでてしまうことになり、元も子もない。そうなる前に、ストレスの原因を取り除くためにも即日退職することをおすすめしたい。
下記では、即日退職したほうが良い職場の特徴を3つ紹介しているため、まずはそれらに当てはまっていないか確認してみてほしい。
退職代行で辞めた方が良い職場の特徴3選
ここでは、退職代行サービスを使わずに自力で退職することが難しいと思われる職場の特徴を3つ挙げている。退職代行サービスを利用してきた人たちの代表的な退職理由でもあるため、ぜひ参考にしてほしい。
日常的なハラスメントがひどい
現在、パワハラやセクハラをはじめとするハラスメント行為を受けているという場合には、即日退職をおすすめする。上司からパワハラを受けている場合などでは、今後状況が好転することは考えにくくほぼゼロだといっても良いだろう。
また、過去に受けたパワハラや嫌がらせによって、自力で退職意思を伝えることが難しい状況にあるということも容易に想像できる。退職日までの期間に何をされてもおかしくないと感じている人は特に、退職代行サービスを利用して即日退職した方がスムーズだろう。
毎回引き止められる
退職意思を何度伝えても強引に引き止めてくるような職場は、退職代行サービスを利用して退職するしか手がないともいえる。そのような会社は慢性的な人材不足に苛まれていて、離職率が高く定着しないため長く働いている人を手放さない傾向にある。
何度も退職意思を伝えてそのたびに認めてもらえない場合には精神的にもストレスが蓄積されていくため、退職代行サービスを利用して即日退職するとよいだろう。
残業代が支払われない
本来支払われるはずの残業代や給与が遅延している、いつまで経っても支払われないという場合、退職代行サービスを利用して即日退職すべきである。労働の対価として当然支払われるはずのものが遅れている場合、会社側の経営が芳しくないということにも直結する。将来的に考えてもそのような会社に勤め続けることのメリットはないだろう。
未払い残業代や給与の交渉については労働組合または弁護士運営の退職代行サービスでなければ対応ができないため、注意が必要だ。
以上が、退職代行サービスで即日退職すべき職場に見られる3つの特徴である。
実際に利用者がどのような環境で働いていたのか、どんなきっかけで退職代行サービスの利用を決意したのか、などについては下記の口コミサイトも参考になるはずだ。ぜひ参照し、退職代行サービス選びに活用してほしい。
ツラい職場を即日退職するなら退職代行サービスで!
今回は、退職代行サービスを利用して即日退職のポイントや注意点、即日退職すべき会社の特徴などについて説明してきた。
パワハラを含めたハラスメント行為は対策を進めている会社が増えてきたとはいえ今も存在しており、それらを我慢しながら働き続けている人は少なくない。
しかし、本記事に記載したようにそのような職場で「自分さえ耐えればよい」と我慢するべきではない。また、そのような自力で退職することが難しい場合は退職代行サービスに相談することも一つの選択肢といえるだろう。
一人でも多くの人が、できるだけ早く希望する条件での退職を叶えられることを願っている。